公益社団法人中央区医師会は、
当医師会へのインターネット導入の発端は、平成１０年秋、「そろそろ医師会ホームページ（ＨＰ）を作ろうか」という武田会長の一言でした。
そこで、「会長のお顔を載せるようなＨＰでなくても構いませんか」と伺ったところ、即座に「いいよ」と快諾を得て、中央区ＨＰとの連携を念頭に置いて、飾らず素朴で瓦版のような医師会ＨＰを作ろうと、当時の担当理事が独学で作り方を試行錯誤し始めたのが始まりでした。
先ず、医療系メーリングリスト（ＭＬ）の先達の方々にアドバイスを仰ぎ、当時親交のあったNTT東日本その他の事業者の方々の協力も取り付け、平成11年2月に【システム委員会】を発足。 ＨＰの作成費用について、初期費用として１３万円、運営費として毎月１万円、追加分はその都度相談して決める…ということで、総務を含む上記委員会でこれを了承しＨＰ作成に着手しました。
同時並行で、「まず魁より始めよ」ということで大阪府城東区医師会前医師会長の松岡正己先生が鹿児島市医師会で講演された「インテリジェントクリニックと医師会活動」のビデオを、会長や顧問等大先輩方に回覧し、ITへの御理解を戴きました。
その上で、総務の先生方に夫々PC等IT機器を購入して頂き、医師会館事務へもISDN回線を引き込み、電子メールのやり取りを始めました。 当初、数名だったメール仲間も次第に人数が増え、平成１１年４月の中央区医師会ＭＬ発足時には２０名を越えました。
勿論、システム委員会でも、紙の資料は配らないという方針で、同報メールで 事前に資料を配布、意見の調整も済ませ、委員会の当日はプロジェクターをパソコンに繋ぎその成果である医師会ＨＰ試案のサイトを眺める、というスタイルで進めました。
このような経緯を経て、 平成１１年７月、中央区医師会ＨＰを公開致しました 。
当医師会ＨＰの更新も支援業者の手を離れ、医師会内・調査部のスタッフだけで随時行えるようになりました。
既に中央区医師会では、日本橋医師会ならびに中央区と共に【かかりつけ医機能推進事業】を展開しており、「かかりつけ医ＭＡＰ」を作成し、区内に配布しておりましたが、平成１２年１０月、当ＨＰからもこのＭＡＰの当医師会の地域が見られるように部外者のボランティアの方にも協力頂いて、見易いページを作成、公開致しました。
医師会事務局に集まる全ての情報を漏れなく整理整頓し、医師会内の理事/役員で迅速に情報共有出来る様に、総務連絡会HP、理事会HPの充実を図りました。
これと平行して総務連絡会メーリングリスト（以下ＭＬ）、理事会ＭＬ、各部ＭＬなど、日常的に情報共有・事前協議する為のＭＬを整備、活性化させて、必要不可欠な機能として利用しております。
また、医師会内の総務連絡会、理事会、合同協議会など主な会議では、議事録をプロジェクターで投影し、できるだけその場で議事録要旨を供覧しつつ作成し、これら議事録要約を会員ＨＰから会員全員に公開し、風通しの良い医師会の具現化に努めております。
当初、当会ＨＰから見られた【かかりつけ医ＭＡＰ】も当会・医療情報部の方で随時更新出来る様になりましたが、東京都医師会が開発協力した【東京都医療機関案内サービス「ひまわり」】の周知・活用を図る為に当会HP上にも掲載し、これとは別に、冊子として配布している当会・会員医療機関一覧としての【かかりつけ医ＭＡＰ】のPDF版をインターネット上で閲覧出来る様にしております。